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2007/10/12

■国会の品格

角福戦争の再来かとはやしたてられた今日の田中真紀子さんと福田首相のやりとりをみていて、品格という言葉をついつい思い出してしまいました。
最近、国家の品格とか女性の品格とかが流行のようですが、国会の品格も問題にしてほしいものです。
今日の田中さんには興ざめです。

国会での議論の目的は何なのでしょうか。
相手を叩きのめすのが目的なのでしょうか。
議論の目的は「創発」(違う考えをぶつけあうことによって新しい考えないしは価値を創出すること)ではないかと私は思いますが、いまの国会にはそうしたものは感じられません。
これでは、議論などしないほうがいいという風潮を広げているようなものです。
もっとも最近の国会議員には、議論に価値を置く人は少ないのかもしれません。
この風潮は、建前的にも小泉時代に加速されましたが、その流れを変えようとしている福田政権に対して、今回の田中議員の姿勢は失望しました。

田中議員だけではありません。
民主党はまだ自らの立場を認識していないような気がします。
民主党はもう少し余裕を持って、前向きの議論を心がけないと、相変わらずの万年野党になりかねません。

最高の防御は攻撃ですが、最高の攻撃は寛容です。

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