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2007/11/12

■「国防は最大の福祉」

私の平和活動は、大きな福祉を目指す活動です。
その一つが、コムケア活動であり、共創のまちづくりです。
いまはちょっと活動を中断していますが、みんなが快適に暮らせる社会の向けての行為こそが、平和の活動だと考えています。
私が行動する時にいつも意識しているのは、
「大きな福祉」と「共創(一緒に創りだす、つながりの関係)」です。

先日、テレビである若手政治家が「国防は最大の福祉」と話していました。
私はこうした発想には思いもいたりませんでした。
ネットで調べたら、民主党の西村慎吾議員のホームページが出てきました。
国防なくして福祉なし、と主張されていました。
こうした主張はかなり多いのですね。
いや、もしかしたら福祉国家論の議論から始まっている、「常識」なのかもしれません。
私が知らなかっただけかもしれません。

フーコーに始まる<生政治学>の視点で考えれば、警察国家も福祉国家も同じものです。
いずれも、「生」を守ることで権力の基盤を強めていきます。
そこで掲げられるのは、「安全で安心な社会」です。
その視点で考えれば「国防は最大の福祉」かもしれません。
但し、それを支える仕組みはブラックボックスに置かれ、
さらに国民の自己管理、自己監視が基本に置かれます。

それでは「福祉は最大の国防」といえるでしょうか。
私は「福祉は平和につながる」と考えていますが、
「福祉は最大の国防」という言葉には大きな違和感があります。
いや、そもそも「平和」と「国防」が結びつきません。

おそらく、「福祉」や「安心・安全」の意味が違うのです。
世の中には、2種類の「福祉」や「安心・安全」があるということです。
私は、国防によってもたらされる福祉には関心がありません。
どうも私が目指しているのは、そうした福祉とは正反対の福祉のような気がします。
まずは、「国防は最大の福祉」という呪縛から解放される必要があります。
人道支援の名の下に、住民の生活を壊すようなことが行われてはなりません。
国防と人道支援とは次元の違う話です。
同じように、国防と福祉も次元が違うのではないかと言う気がします。

実は、私がこの言葉をテレビで聴いたのは、民主党の原口議員からです。
私にはとても共感できる発言の多い原口議員にして、やはりそうした発想なのかと、
いささか気になりますので、もう少し考えてみたいとは思っていますが。

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