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2007/12/29

■節子への挽歌118:「やはり、生きるしかないのです」

節子
今日はちょっと辛い報告です。
辛い報告もたくさんあるのですが、しばらくはあなたには伝えないようにしようと思っていました。

あなたも知っているJ.M.Aさんからのメールです。
彼女も辛い病気と一緒に生きているようです。
しばらく連絡がなかったので、もう病気は回復したのかと思っていましたが、そうではなかったのです。

早くご返事を出したかったのですが、言葉が見つからず、書いては消し、書いては消し、やっと落ちつきメールを出すことが出来ました。
彼女の気持ちを思うと、今度は私も返事が書けなくなりそうです。
あなたの訃報を知らせるべきではなかったと反省しました。
こういう人が何人かいました。
私の友人にはまだあなたの訃報はあまり知らせず、
あなたのことを知っている人50人くらいにしか知らせていないのですが、
その返事の多くに悲しいニュースが書かれていました。
いままで私にはそうしたことが見えなかったのかもしれません。
どこの家庭にも、それぞれに悲しいことや辛いことがあるのだと改めて思い知らされました。
同時に、自分が少しでもその立場にならないと、そうしたことは見えてこないものなのだとも思いました。

Mさんはメールの冒頭にこう書いてきました。

やはり、生きるしかないのです。元気で生きてください。
メールの最後にこう書いてくれました。
奥様の分まで長生きして下さいとは言いません。
でも、元気でいて下さい。いつも、健康をお祈りいたします。
節子
あなたはもう痛みや苦しさから解放されていますか。
あなたの辛さをきちんと受け止めていなかったのではないかと悔やんでいます。
昨夜も4時に目が覚めて、そのことを思い出したら、もう眠れなくなりました。
声に出して謝りましたが、聞こえましたか。

Mさんも、痛みに耐えているようです。こう書いています。

今年のクリスマスは、神様に「痛みを少し取って下さい」とお願いしました。
節子、あなたもそちらでMさんのために祈ってくれますか。
Mさんだけではありません。
みんなの痛みや辛さが少しでも軽くなるように、一緒に祈りたいと思います。
私たちも、たくさんの人たちに祈ってもらいました。
私も、朝の般若心経の後、1分間の黙祷を始めたいと思います。

この世には、あまりにもたくさんの痛みや悲しみ、辛さや不安があります。
それがこの頃、見えすぎてきてしまい、生きることの辛さを感じています。
節子が元気だったころの脳天気な修は、少しだけかも知れませんが、卒業しました。

それなりにがんばっているので、安心してください。

*一昨日書いた「花より団子」がちょっと問題になっています。
 少し追記していますので、気になっている方はぜひ読んでください。
 勝手なことですみません。

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