■節子への挽歌108:「自らを振り返りつつ、多くを学ばせて頂いております」
節子 風邪をひいていないでしょうね。
今日は私の友人のOさんからの手紙です。
このブログも、意外な方が読んでくれていることに時々驚かされますが、Oさんもその一人です。
手紙をもらうまでは、まさかブログを読んでいてくださるとは思ってもいませんでした。
仕事一図の誠実な方でしたが、定年後、奥さんと一緒に旅行するために、わざわざ自動車の運転免許を取ったという方です。
その一事を持ってしても、その人のお人柄がよくわかります。
そのOさんから「(ブログを)読んで胸が詰まり、気に掛けていながら、どうしてもこの一葉をしたためることが出来ずにいました」という手紙が来ました。
そして手紙の最後に、「私自身、自らを振り返りつつ、多くを学ばせて頂いております。ありがとうございます」と書いてありました。
私たちの生き方は、ちょっと変わっていて、結構ぶざまだったような気がしますが、それを書き残すことも、もしかしたら「ささやかな価値」があるのかもしれないと我田引水してしまいました。
感謝しなければいけないのは、わざわざこのブログを読んでくださる方がいるということです。
節子と私のことを思い出してくれる人がいる限り、私たち夫婦は生き続けていると言っていいでしょう。
節子と直接話せないのが残念だけれど、私たち夫婦の世界がまだまだ広がっているような気がして、とてもうれしいです。
それにしても、もっともっといろいろな人を、節子に会わせたかったです。
なんでこんなに早くあなたは旅立ってしまったのでしょうか。
とても無念です。
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