■節子への挽歌107;コーラスの仲間が献花に来てくれました
節子 こちらはますます寒くなりました。
そちらは暖かなのでしょうね。
昨日の報告です。
コーラス仲間のみなさんが献花に来てくれました。
節子が好きそうな寄せ植えをもってきてくれました。
天王台や青山台、久寺家など、いろんなところからのみなさんです。
昨日が最後の練習日だったのだそうです。
今年の11月のコンサートには私は行きませんでしたが、
もしかしたら節子は聴きに行っていたかもしれませんね。
なんだかそんな気もします。
今日は時間も遅かったので、おもてなしは出来ませんでしたが、また来てくれるそうです。
もう4か月目に入ったのに、本当に節子の周りには花が絶えません。
節子がみんなから愛されていたことがよくわかります。
節子を独占していたような気がしていましたが、
節子は私のものではなく、たくさんの人たちの大事な人だったのですね。
そういえば昨日、横浜のNさんからも手紙が来ました。
節子が好きだった梅干を今年も送ろうかどうか迷ったらしいのですが、結局、送ることにしたという手紙でした。
節子がいなくなっても変えられない気持ちがとてもうれしいです。
まあ、がんばって梅干を食べないといけませんが。
Nさんには、実は申し訳ないことをしてしまいました。
告別式の日に、Nさんが私に、
「節子さんがいなくなったので寂しくなりました」
と言ってくれたのですが、それを受けて、私が、
「Nさん、私はその10倍も100倍も寂しいんです」
と言ってしまったのです。
後から考えると、寂しさは比較できるものではないと反省しました。
しかし一度言葉にして出してしまうともう取り消せません。
一度、お詫びの手紙を書いたのですが、それもまた大仰だと思い、出すのを止めていましたが、
どこかで書いておきたいと思っていました。
ようやく書けました。
あなたの友人たちに失礼があってはいけないと思い、努力していますが、
どうも私はそうした配慮が苦手で、節子がいたら怒られるだろうなと思うことも少なくありません。
あなたがいないと本当に大変なのです。
自立できていなかった頼りない夫を置いていった節子の責任ですよ。
いまからでも遅くないので、いやあれは冗談だったと言って、戻ってきてくれませんか。
地獄の沙汰も金次第と言われますが、もしお金でどうにかなるのであれば、
新種の詐欺を考え出して調達するようにがんばります。
宝くじも買いましょう。
何とかして節子を復活させることはできないものでしょうか。
タイムマシンを持っている人がいたら貸してほしいです。
それはともかく、献花台をつくって良かったです。
いろんな人が来てくれるからです。
節子もきっと喜んでくれているでしょうね。
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