« ■節子への挽歌117:2人で過ごす「無為」の時間 | トップページ | ■節子への挽歌118:「やはり、生きるしかないのです」 »

2007/12/28

■暗殺の対象者は異議申し立て者が多いような気がします

パキスタンのブット元首相が暗殺されました。なぜ殺し合いがなくならないのか。
殺害された人の無念さはよくわかりますが、
殺害するしか解決の手段が見つからない状況に追いやられた人の思いにも哀しさを感じます。
かけがえのない伴侶を病気で失った私には、生命を軽んじる人には憤りを感じますが、
社会そのものが生命をおろそかにしてしまっているのでしょうね。
寛容さが失われてきているのです。
とても哀しい風潮です。

しかし、最近の暗殺対象者の多くは、権力の中心にいる人ではなく、
むしろ権力に対して異議申し立てをしている人です。
今回のブットもそうですし、リトビネンコもそうでした。
最近、そのことがずっと気になっています。
異議申し立て者のいない社会や組織は長続きはしないでしょう。
しかし最近の世界は、異議申し立て者に寛容ではなくなりました。

異議申し立てが世界に輝きを与えていた1960年代が懐かしいです。

|

« ■節子への挽歌117:2人で過ごす「無為」の時間 | トップページ | ■節子への挽歌118:「やはり、生きるしかないのです」 »

平和時評」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■暗殺の対象者は異議申し立て者が多いような気がします:

» 大衆に国家を頼らせるべく、無辜の民間人、女性、子供を攻撃せよ2005年2月18日 [マスコミに載らない海外記事]
剣劇:グラディオ作戦 「民間人を、人々を、女性を、子供を、無辜の人々を、あらゆる [続きを読む]

受信: 2007/12/30 16:26

« ■節子への挽歌117:2人で過ごす「無為」の時間 | トップページ | ■節子への挽歌118:「やはり、生きるしかないのです」 »