« ■産業の場としての学校と教育の場としての学校 | トップページ | ■節子への挽歌99:赤い糸 »

2007/12/09

■節子への挽歌98:節子と世界とどちらを選ぶか

もしメフィストテレスがやってきて、お前の魂をくれたら節子を戻してやると言われたら、私は喜んで魂をやるでしう。
おまえの生命との交換はどうだといわれても、躊躇なく承諾します。
そういう取引では、せっかく節子が戻ってきても、私とは会えないかもしれませんが、それでも承諾します。
メフィストテレスが信頼できればですが。
もし信頼できるメフィストテレスをご存知の方がいたら、ぜひ紹介してください。
節子が取り戻せるのであれば、心を悪魔に売り渡すことなどたやすいことです。
妻と良心とどちらが大切か。もちろん私には妻です。
地球と節子とどちらを選ぶかと言われても、躊躇なく節子を選びます。
利己的ですみません。

私にとって一番大切なものは節子です。
しかし人によっては伴侶ではないかもしれません。
自分が一番大切なものを得るために、人はけっこう悪魔に魂を売っています。
最近もそうした人たちがテレビや新聞をにぎわしています。
そうした報道を見ていると、みんな本当に大切なものに気づいていないなとつくづく思います。
一番大切なのは、生活を共にしているパートナーです。

妻がいなくなって、その大切さに改めて気づきました。
よく言われるように「人」という文字は、寄り添っている形です。
人は一人では生きていかないということでしょうか。

ところで、私には独身の友人知人が少なからずいます。
そうした人たちの生き方に、改めて驚異を感じます。
私も学ばなければいけません。
良心を悪魔に売り飛ばさないためにも。

|

« ■産業の場としての学校と教育の場としての学校 | トップページ | ■節子への挽歌99:赤い糸 »

妻への挽歌01」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■節子への挽歌98:節子と世界とどちらを選ぶか:

« ■産業の場としての学校と教育の場としての学校 | トップページ | ■節子への挽歌99:赤い糸 »