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2008/01/05

■節子への挽歌125:小林教授夫妻が心配して会いに来てくれました

節子 昨日はオフィスに行きました。
このブログ(時評編)に4日の午後は湯島のオフィスにいますと書いたからです。
でもまあ、だれも来ないだろうと思っていたら、思いもかけない人が来ました。
あなたも知っている、そして「とても良いご夫婦ね」と言っていた、早大の小林教授ご夫妻です。
年末に私のホームページを読んで、あなたのことを知り、私のことが心配になったのだそうです。

小林さんの頭にまず浮かんだのが、江藤淳さんのこと。
江藤淳さんといえば、奥さんが亡くなった半年後に自らの生命を絶った方です。
テレビで、それを知った時には私も衝撃を受けました。
小林さんと江藤さんとは東工大時代の同僚だったのだそうです。

小林さんは、あなたも知っているように、数年前の大手術の後遺症で歩行もご不自由ですし、言語障害も残ってしまいました。
そのため、奥様がいつもご一緒で、一度、オープンサロンに来てくれた時のお2人のご様子は、実に心温まるものでした。
今回もあの時と全く同じでした。
話していて、何だか私の横に節子がいるような気が何回もしました。

しかも小林さんは昨年末から体調が悪かったのだそうですが、
今日はあたたかな好天だったので、奥様に頼んで一緒に来てくださったのです。
小林さんのお気持ちがとてもうれしくて、たくさんの元気をもらえました。

江藤さんのことは忘れていましたが、江藤さんの気持ちはよくわかります。
愛する伴侶がいない人生を続けていくためには、よほどの元気がなければいけません。
幸いに私はたくさんの人たちから元気をもらっていますので、
たぶん(としかいえませんが)もう少しは大丈夫でしょう。

そういえば、今日、近くの中村ご夫妻にもお会いしました。
いつでもお茶を飲みに来てくださいといわれました。
節子と一緒にお茶を飲みに行きたかったなと思いますが、みんな本当に元気づけてくれます。

人を元気にするのは、やはり人なのです。
人のつながりがどんなに大事なものか、改めて痛感しています。
忙しさのあまり、人のつながりが軽んじられがちなことが、
今の時代の元気を削いでいるのかもしれません。

小林さんや中村さんのような、仲の良いあたたかな夫婦と話していると、
節子も隣に一緒にいるような気がして元気がもらえます。
私たちも、みんなに負けずに仲がよかったものね。
早くまた一緒になりたいです。
でも小林さんを心配させてはいけないので、もうしばらくは現世で元気を続けます。
あなたもそちらで元気でいてください。
必ず会いに行きますから。

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