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2008/01/23

■生活を支える経済から生活を壊す経済へ

株価が大幅に下がっています。
私は株式投資には全く興味がなく、実際にも何もやっていないので、まさに対岸の火事なのです。
実体経済に影響を与えるといわれていますが、正直なところ、実はピンときていません。
経済がどんどんと金融化していることについていけていないわけです。
前に書いたこともありますが、そもそもテレビのニュースで、株価指標とか為替レートなどをなぜ報道するのかにも違和感がありました。
まさに国民を金融経済漬けしようとしているのではないかと不快な感じを持っています。
為替も株価も、私には無縁だと思っているというよりも、無縁になりたいと思っているのが正直のところです。
社会はすべてつなぎあっているのだから、無縁なはずはないのですが、そもそもお金でのつながりの輪からはできるだけ遠ざかりたいと思い続けています。

連日、マスコミは大騒ぎしていますが、株価の低下で損をした人のお金は、あまり生活のためのお金ではないでしょうから、無くなっても大きな問題は起こらないでしょう。
それに株価低下でなくなったお金はどこに行くのでしょうか。
どなたか教えてくれませんか。
私には、実体のない流動性が減少するので望ましいことだと思えてなりません。
株価がゼロになれば、名実共に企業は従業員のものになるかもしれません。
相変わらずめちゃくちゃの議論ですが、そもそも金融経済なるものこそ、めちゃくちゃな論理ではないかと私は思っています。

株価が下がって生活が困る人がいるのか。
最近は個人でデイトレードを仕事にしている人もいますし、FXなどという投機の仕組みもありますので、生活が破綻する人がいるかもしれませんが、私の偏った考えからすれば、そうした金融の世界に生活を委ねた時点で、すでにその人の生活は破綻していたのです。
お金がお金を生み出すなどという発想は、生活とか生きることとは程遠い世界です。

原油の値上がりもまた、金融経済の結果なのでしょうが、そのおかげでガソリンが高くなって大変だというのも、考えてみれば、国内では産出しない原油に依存する経済に移行した時に、覚悟しておくべきことだったのかもしれません。
同じように、食糧も海外への依存度を高めていますので、いつかきっとそのとがを受けることになるでしょう。

最近の経済は、生活を支えるのではなく生活を壊す仕組みになってしまっているような気がします

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