■節子への挽歌143:また挽歌が届きました
節子
先日電話をくれたNKさんが挽歌を送ってきてくれました。
私が書けないでいるうちに、他の人がどんどん書いてくれますね。
プレッシャーですね。
Nさんは、「さとうせつこ」を頭にして、詠んでくれました
さ : さわやかな笑顔で、友を、もてなし
と : 東大寺から、ともに白髪が、生えるまで
う : 嬉しさや、悲しみを、乗り越えて
せ : 世界一の、伴侶として、母として、生き切った
つ : 連れ添いし、四十一年、追想に、耽れば
こ : 娘にも恵まれ、心豊かに、手賀沼に咲く、オンリーワンの、花となる「手賀沼に咲くオンリーワンの花」
花好きの節子には、これほどの賛辞はありませんね。
もし節子が元気だったら、どう受け止めるでしょうか。
恥ずかしいから載せないでと言うでしょうが、紹介してしまいました。
NKさんは、柳澤桂子さんのベストセラー「生きて死ぬ智慧」の一節を書いてきてくれました。
般若心経の解釈の一文です。
人間は粒子でできていて、宇宙の粒子と一続きになっている。納得できますね。
何の実体のない「空」になる智慧を身につければ、
永遠のいのちに目覚め、幸せに生きられる。
問題は、私が幸せには今や興味を感じていないことです。
しかし、こうして友人たちが励ましてくれることこそ、幸せそのものなのでしょうね。
そういえば、TFさんも、佐藤さんは幸せなのをわかっていますか、
と手紙に書いてきましたが、よくわかっています。
みなさんに心から感謝しているのです。
もちろん節子にも、ですよ。
| 固定リンク
「妻への挽歌01」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- 節子への挽歌1~4(2007.09.06)
- ■節子への挽歌200:今年のお彼岸の中日は雨でした(2008.03.20)
- ■節子への挽歌199:カトマンズのチューリップ(2008.03.19)
- ■節子への挽歌198:ミラボー橋(2008.03.18)
コメント