■節子への挽歌132:「納得できる花がやっと見つかりました」
節子 また花が届き出し、あなたを囲い出しました。
節子は本当に花が好きなのですね。
岡山の友澤さんからの花にはこんな手紙が添えられていました。
寂しさに 空を仰げば 白梅の かたきつぼみに 浮かぶ湯河原思いのこもった花ですね。晩秋にお訪ねしました折は 旅先のこととて思うような花を見つけられず、心に秘めし花にてお参りさせていただきました。
節子様との、「あっ」と旅先で声をあげて喜んだ花があるのですが、季節的になかったのかもと、以来、花屋の店先に立つたび探しますが、私のイメージを組み合わせ、やっとお花をお送りできます。
節子様が愛されたお庭の片隅に植えていただければ幸いです。同室の湖畔の宿に声上げし 花のイメージ 結び参らす
とてもさわやかで清楚な花です。
大事にしないといけませんね。
電話は苦手なので、手紙を書きますが、あなたと違って、手書きが不得手なので、パソコンで書いてしまいました。あなたならば、パソコンじゃ、心が伝わらないでしょうというでしょうが、心を込めて書いたので許してください。
しかし、「納得できる花」を探し続けてくれた友澤さんの気持ちには感激しました。
見習わなければいけません。
節子との別れ以来、ほんとうにたくさんのことに気づかされています。
あなたの友人たちに感謝しています。
これまでの私の生き方では気づかなかったことがたくさんあります。
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