■節子への挽歌136:仕事を再開しようと思います
節子そちらでは「仕事」ってあるのですか。
あなたのことだから、何もしないでいることなどできないでしょうから、きっと何かをやっているのでしょうね。
昨日のつづきの「仕事」の話です。
「仕事」って何なのでしょうか。
これは若い頃からの私のテーマの一つでした。
仕事は本来、ワクワクするものであり、苦労し甲斐のあるものでなければいけないと思っていました。
最近ようやく私にもなじめる仕事観(ディーセントワーク論)がでてきましたが、
分業体制での作業は仕事とはいうべきではないというのが私の考えでした。
ですから、会社時代に仕事仲間に「やりたくない仕事ははっきり言ってほしい」と話していましたが、
会社を辞めてからその女性がやってきて、あの言葉は辛かったと告白してくれました。
私には思ってもいないことでしたが、そうやっていろいろな人に私は苦労をかけてきたのでしょうね。
その最大の被害者が節子、あなただったかもしれません。
昨日のNKさんは、連れ合いを亡くした後、仕事に生かされていると書いてきました。
確かに仕事に取り組んでいると寂しさや虚しさを忘れられます。
私も、いろいろな人たちから活動を始めるのがいいとアドバイスされています。
大学教授だったNMさんも、「佐藤さんにとって、今の仕事は志ですから」と仕事の再開を促してきました。
コムケア仲間のAさんは、みんな待ってますよ、と言ってきます。
「あなたはそういう言葉に弱いから」と、節子が笑いながらいっていたことが思い出されますが、「おだて」に乗るのは私の「長所」なのです。
そんなわけで、仕事を再開します。
応援してくださいね。今まで通り。
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