■グラディオ作戦
このブログへのトラックバックで、「グラディオ作戦」なるものを知りました。
9.11事件に関連して、盛んに出回っている言葉のようですが、知りませんでした。
グラディオ作戦(Operation Gladio)をネットで調べてみてもよくわからないのですが、
あるサイトによると、
西欧の謀略機関が操る、自国民に向けたテロリズムとペテンという何十年も続いている秘密作戦なのだそうです。
その本質は、次の言葉に象徴されているといいます。
「民間人を、人々を、女性を、子供を、無辜の人々を、あらゆる政治的ゲームとは縁もない、名も無き人々を攻撃しなければならない。理由はきわめて単純だ。一般大衆を、より大いなる安全を求めて、国家を頼らせるようにする為だ」これはトラックバックされたサイトの記事です。
イラクに関連させて書いているサイトもありますし、テロ謀略史としてまとめたサイトもあります。
ところが、週刊金曜日のサイトの金曜アンテナ(2007年12月21日)に次のような内容の記事があります。原文はぜひそのサイトを見てください。
http://www.kinyobi.co.jp/pages/vol683/antena
イタリアのコシガ元大統領が、「9・11」事件は「米国政府の内部犯行だ」と発言し、注目を集めている。
コシガ元大統領は1992年に辞職をしたが、きっかけは当時のアンドレオッティ首相が、
米国とNATOが操っていた謀略活動「グラディオ作戦」の存在を暴露したため。
この作戦は80年に起きたボローニア駅爆破事件を典型として「極左テロ」に見せかけながら、
米CIAなどの諜報機関がイタリアの右翼集団を使い、
反共の「強力な指導者」を国民が求めるようにし向けるための秘密工作で、
それに自身も関与した事実を認めての辞任だった。
グラディオ作戦という名前はともかく、こうした謀略活動は歴史の中にはたくさんあります。
事件発生当時には信じられないことなのでしょうが、後から考えれば極めて納得できるのです。
なぜそれが見えないかといえば、それは、そんなことはありえない、という思考の呪縛のためです。
9.11事件は、その典型例かもしれません。
昨年末のブット元首相の暗殺事件も奇妙な事実がいろいろと見え出してきていますが、
こうした事件は私たちの周りにたくさんあるのかもしれません。
それは何も、暗殺事件やテロ事件に限るわけではありません。
もっと広範囲に、グラディオ(剣)の刃先は向けられているのです。
強いものに巻かれる生き方から、今年はもっともっと自由になろうと思っています。
ちなみに、最近のテレビ番組の状況も、もしかしたらこうしたことと無縁ではないかもしれません。
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