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2008/01/30

■なぜ野党は国民に呼びかけてこないのでしょうか

民主国家において政治を支えているのは国民です。
ですから政党は国民を向いていなければいけませんが、日本の政治において政党が国民のほうを向くのは選挙の時だけです。
しかしいうまでもなく、政党のパワーの源泉は国民なのです。
その認識が民主党には全く感じられません。
民主党にはそういう提案をしたこともありますが、1国民ではその声が届くはずもありません。私の努力不足でしょうが。

テロ特措法もガソリン税問題も、国民の多くは反対しています。
にもかかわらず自民党政府は、国民の意思に反して、自分たちの思いを無理やり通そうとしています。
十分な議論もなく、法案を可決するのは「無理やり」と言ってもいいでしょう。
反対する国民が多いにも関わらず、野党はその政府の暴走を止めることができません。
野党の責任を果たしていないと言ってもいいでしょう。
なぜ止められないのか、理由は明確です。
彼らもまた自民党政府と同じく、国民の方を向いていないからです。

国民に呼びかけて、その声を大きくしていけば、問題はもっと明らかになってくるはずですし、政治の場でも議論をせざるをえなくなるでしょう。
何よりも、こんな馬鹿げた「政治ごっこ」は止められるかもしれません。
国民の声は、いまはどこにも向けるところがありませんから、もし民主党なり野党が、国民集会を各地で開催したら多くの国民が参加するでしょう。
もちろん賛成論者も参加するでしょうが、それはむしろ好ましいことです。
大切なのはしっかりした議論がなされると共に、問題が見えてくることなのです。
しかし、国民に呼びかけようという野党はありません。
なぜでしょうか。
自分たちの味方は国民であることを忘れているからです。
もちろん与党も事情は全く同じです。

国民不在と言われていますが、まさに政治屋たちが内輪で権力闘争をしているような状況になっています。
もしかしたら、自民党と民主党の合意の元での演出なのかもしれません。

マスコミも、おかしいおかしいというだけで、行動を起こそうとはしていません。
みんなが見ているなかで、どんどんこうやって社会は壊れていくのかもしれません

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