■節子への挽歌177:黄色の花のエール
節子
近くのTさんの家の人が、庭になったみかんをたくさん持ってきてくれました。
例年であればジャムにして、Tさんにも差し上げるのですが、
節子がいない今年はジャム作りが出来ないかもしれません。
節子がせっかく育ててきた、近隣での物々交換の文化は引き継ぎたいと思うのですが、
「手づくり加工」のプロセスが入らないと単なる物々交換になってしまい、あんまり意味がありません。
娘たちが節子の文化を継承はしてくれるでしょうが、
節子がいないと、やはりいろいろな意味で残念なことが多いです。
あなたの見事さを改めて思い出しています。
ところで、みかんを持ってきてくれたのはOさんです。
Oさんからちょっとショッキングな話を聞きました。
嫁いで家を出ているTさんの娘さんの体調が、最近あまり良くないのだそうです。
あなたのお見舞いに来てくれたこともあるUさんです。
その話を聞いた娘たちが、花を贈って元気付けようと言い出しました。
何しろこのブログで「団子より花」と書いてしまった手前、私もやはりここは花を贈ろうと思ったわけです。
そこで一昨日、寒い強風の中を娘たちとちょっと遠くの岩田園まで花を買いに行きました。
あなたとよく出かけた花屋さんです。
節子が一緒でないのが嘘みたいな気がしました。
まだ季節的に早かったせいか、みんなの気にいる花がありませんでした。
そのためフラワーアレンジメントにしてもらうことにしました。
先日Oさんから教えてもらったように、元気を祈って、黄色を基調にしました。
娘たちが昨日、届けてくれました。
花を贈ろう、といって、寒い中を30分もかけて花を探してくれた娘たちがとても嬉しかったです。
節子にも花を買ってきました。
お墓にも献花台にも、写真の前にも花が満開です。
オンシジウムも良い香りを発しています。
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