■「人の距離が近くなるほど言えなくなる」
情報に関する記事に関して、こんなコメントをもらいました。
現場で見事な活動を長年されている方からです。
一部だけですので、真意は十分に伝わらないかもしれませんが、引用させてもらいます
。「情報構造が大きく変わってきている」のでしょうか?それが現実だと私も思います。
本当に、「情報力が一番大きくなるのは現場」なのでしょうか?
そう思って、やってきたのです。
でも、現場は、国や自治体の無策や詐欺行為に翻弄されて、あまりにも“疲れ果てさせられている”ような気がします。
その疲労感に対して、元気を与えるコメントができないのが残念です。
でも、それにも関わらず、この方はめげずに活動を進めています。
前に進むしかない、たぶん方策はないのです。
同じ方から、以前、もらっていた話も紹介させてもらいます。
現場の疲労観がさらにわかってもらえると思います。
この方は、ある市の介護関係の委員会の委もされています。会
議の都度に、自分の声が、段々大きくなっていくのがわかります。「人の距離が近くなるほど言えなくなる」
…でも、あんまりなんです。
霞ヶ関の、雲しか見えない部屋で議論している「介護」から、面つき合わせて相対している私達とでは、かなり「言葉」が異なります。
だって、「銭が無いからゴメンな!」という言葉は、人の距離が近くなるほど言えなくなるのですから。
「あぁ、そうね! 見捨てられん! じゃぁ、ボランティアでやらんね!」と、
平然として言える感覚は、少なくとも現場にはありません。
現場に足を踏み入れた人でなければ、実感できないことなのかもしれません。
私たちにいま必要なのは、「人の距離」をなくしていくことなのかもしれません。
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