« ■日銀新総裁は人事の問題ではなく政策の問題 | トップページ | ■自治体の裏金も表金にしたら輝き出すのではないでしょうか »

2008/03/10

■節子への挽歌190:「がん患者学」の柳原和子さんと会いましたか

節子
ちょっと残念なニュースです。
数日前にも時評のほうにも書いたのですが、「がん患者学」の著者の柳原和子さんが亡くなりました。

彼女からは、テレビを通してですが、たくさんの元気をもらいました。
節子が再発してからは、自分のことと重ねながら、その辛さをわかってやるように私にメールをくれましたが、そのなまなましさに、節子には伝えられませんでした。
著作での明晰な文章やテレビでの前向きな発言と、その弱々しい乱れた文章との格差におどろいたものですが、それは節子にも言えたのかもしれません。
あなたは決して弱音をはかなかった、そのすごさには本当に頭が下がります。
どこかで達観したのでしょうね。
そのことに気づいたのは、あなたを送った後でした。
毎日付き合っていたせいか、そうした変化に気づかなかった自分を恥ずかしく思います。

柳原さんからのメールを少しこのブログにも書いておこうかと思ったのですが、やめることにしました。
節子が読んだものは書く必要がありませんし、節子が読んでいないものは書き残すには辛すぎるからです。
読み直しだしたのですが、とても読み続けられなかったのが本当の理由なのですが。

訃報が届くたびに、あなたのことと重ねてしまいます。
節子との別れがあって以来、訃報の意味が一変しました。
その人の周りにあるさまざまな物語を、少しだけ思い巡らす気持ちが生まれました。
これまで私自身、多くの訃報を事実としてしか悲しんでいなかったような気がします。

彼岸で、節子が柳原さんに出会えているといいのですが。
私も此岸では柳原さんに会えませんでしたが、節子の方が先に彼女に会えそうですね。
もし会ったら、修は柳原さんとの約束を果たせないことを気にしていましたと伝えてください。
訃報を知ってからもう数日立ちますが、朝、あなたに祈るたびになぜか彼女の笑顔があなたと一緒に見えるのです。

ところで、此岸での訃報は彼岸のあなたにとっては朗報なのかもしれませんね。
そのあたりがややこしくて、最近少し混乱しています。

|

« ■日銀新総裁は人事の問題ではなく政策の問題 | トップページ | ■自治体の裏金も表金にしたら輝き出すのではないでしょうか »

妻への挽歌01」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30899/40423342

この記事へのトラックバック一覧です: ■節子への挽歌190:「がん患者学」の柳原和子さんと会いましたか:

« ■日銀新総裁は人事の問題ではなく政策の問題 | トップページ | ■自治体の裏金も表金にしたら輝き出すのではないでしょうか »