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2008/04/02

■新銀行東京に集まる人たち

都議会は新銀行東京への追加出資を認めました。
いったん動き出すと止められなくなるのが、お金の世界です。
ここで追加投資しないとこれまでの投資が無駄になるといわれると、ついつい追加投資してしまうわけですが、これは詐欺事件の典型的なプロセスでもあります。

この銀行ができた直後、資金繰りに困っていた私の知人の企業経営者が融資を申し込みました。
大量の書類を書かされたあげく、結局は融資を受けられなかったそうです。
それを知っていましたから、こんなに杜撰な融資が行われていたとは思ってもいませんでした。
その会社は空間デザイン系の会社でしたから、資金回収の判断が難しかったのかもしれませんが、その会社は、その苦境を乗り切れば大きな可能性が開けてくる状況でした。
おそらく杓子定規なマニュアルで彼の会社の融資は弾き飛ばされてしまったわけです。
しかしどうしてこれだけの短期間に、これほどの不良債権がたまってしまったのでしょうか。
その筋の人たちの狩場になってしまっていたのでしょうか。

お金の世界は恐ろしいです。
お金からできるだけ離れて生きるのが豊かになれるような気がします。

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