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2008/04/13

■節子への挽歌224:先に行くなんて「ずる~い」よ

節子
風邪を引いてしまいました。

節子も会ったことがあるSSさんからメールが来ました。
このブログを読んでしまったのです。

実は佐藤さんのブログを拝読していると、色々な意味で複雑な気持ちになるのです。
SSさんは、そう書いています。
実は、SSさんも最近パートナーを見送ったのです。
節子はパートナーも知っていますね。不思議な人です。
湯島に2人で来たこともあるし、ともかく一度会ったら忘れられない人たちですから。

いろいろと書いてくれた最後に、こう書いてありました。

私の本音のひとつ、彼が先に行ってしまったことに対してはちょっと「ずる~い」なんて思ってます。
実は私も節子に対して、時々、そう思うのです。
位牌の前に立って、声に出すこともありますから、節子には聞こえているかもしれません。
残されたものの悲しさや寂しさを、節子に体験させなくてすんだこともそうですが、俗世のわずらわしさから解放された節子が時にちょっとうらやましくなることもあるのです。
節子が先に行ってしまったので、私はいま悪戦苦闘です。
節子がいた時は、どんな悪戦苦闘も他の示唆や喜びにつながっていましたが、いまは単なる悪戦苦闘でしかありません。
苦楽を共にする人がいないということは辛いことです。
私の悪戦苦闘を、節子はきっとハラハラしながら見ているのでしょうね。

ところで、SSさんの母上も「節子」なのだそうです。
節子という名前に出会うと、それだけでもなぜか親しみを感じてしまいます。
今でも私は日に10回は「節子」の名前を口にしています。
今朝も、「節子、出てこいよ」と呼びかけましたが、聞こえましたか。

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