■過去の記録を消す
今日は私の67歳の誕生日です。
私はたくさんのものに囲まれて生きています。
「本来無一物」に共感しながらも、捨てられずにいます。
すべて捨てたらどんなにすっきりするだろうかと思いながらも、いざ捨てる段になると、いつも未練が出てきます。
所詮は、私も物欲のかたまりなのかもしれません。
時々、パソコンのデータをすべて消去したら気分がすっきりするだろうなと思います。
パソコンデータの消去は実に簡単ですので、その衝動に見舞われることもあります。
しかし消去できないばかりか、実際にパソコンが故障し、それまでのデータの大半を失いそうになった時などはあわててしまいました。
そのため、最近はこまめにバックアップしているのが実状です。
どうも私は自分の思いとは反対に、過去にしがみついているのかもしれません。
メールの記録もなかなか削除できず、3000件ほどの受発信記録が残っています。
ちまじました話ですが、今日、今年の4月以前のメールを削除することにしました。
66歳までのメール記録はほとんどなくなりました。
削除をクリックした時の気分は爽快でした。
この程度で爽快になれるのですから、私も幸せなものです。
人間の思考や情念も、こんな感じで意図的に削除できるともっと生きやすくなるでしょうね。
しかし、意図的に削除しなくても、私も徐々に記憶を思い出せなくなるでしょう。
今でも人の名前がなかなか出てこなくなりました。
思い出せなくなるのは、きっと意味があるのでしょう。
パソコンが定期的にクラッシュするのも意味のあることかもしれません。
そうであれば、パソコンの情報やデータも、徐々に消去していくのがいいのかもしれません。
そんなわけで、これを皮切りに、いろいろものやことを捨てていくことにしました。
もしかしたらいろいろと不都合が出てくる恐れもないわけではありませんが、お許しください。
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