■節子への挽歌256:節子がいなくても花が咲く
節子
庭の花がとてもきれいです。
昨年は少し元気がなかった花も元気を取り戻してきているようです。
気のせいか、節子がいた頃と何かが違うようにも思うのですが、節子が希望したように娘がきちんと手入れしています。
節子が植えた花や、好きだった花が咲くと、必ず教えてくれます。
先日、節子が時々、行っていた遠くの花屋まで娘と一緒に行ってきました。
どうしてこんな遠くの花屋まで来ていたのだろうかと思いましたが、花の種類が多く、めずらしい花があるからだとジュンが教えてくれました。
私は、ぺラルゴニウムを買ってきました。
節子はあまり好きではなかったようですが、今回見つけたのはきっと節子にも気に入ってもらえそうな品種でした。
今年はいろんな種類のバラもにぎわっています。
節子がいなくなってから、さらに3種類のバラが増えました。
節子が気に入ってくれるといいのですが、節子の花選びにはいつも誰かが一緒でしたので、節子の好みはきちんと家族に伝わっています。
庭にはたくさんの花や植木がありますが、その一つひとつにたくさんの思い出があります。
節子がいなくても花が咲く。
それがうれしくもあり、悲しくもあります。
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