■節子への挽歌324:兄に誘われて胃がん検診に行きました
節子
今日は近くに住む兄に誘われて、胃がん検診に行きました。
行く気はなかったのですが、むりやり兄に連行されました。
娘たちのことを考えるのであれば、健康診断くらいには行けというのです。
節子の病気のことを思い出すようなことはできれば避けたいのですが、まあ、自分のわがままだけを貫くわけにはいきません。
節子がいる時は、節子が私のわがままを守ってくれましたが、
節子がいなくなると、あまりわがままもできなくなりました。
節子は本当に、私が生きたいように生きることを心から支援してくれました。
まあ、けっこう文句は言っていましたが。
もっとも私の「わがまま」はたいしたものではありませんでした。
ちょっとだけ「非常識」なだけのことかもしれません。
でもまあ、親戚づきあいではそれが結構重要な時もあります。
特に節子の親元のほうはそうしたことが大切だったかもしれません。
しかし、節子は私の「非常識さ」にはたぶん共感していたはずです。
今日は健康診断の話でした。
何を書いても節子のことが思い出されて、話がそちらに言ってしまいます。
検診後、兄と久しぶりに2人で食事をしました。
この歳になると、お互いにいつ別れが来るともかぎりません。
歳の順では私が一番遅くなるはずなのですが、
私よりももっと年下の節子が最初に逝ってしまったので、いささか予定が立てにくくなりました。
困ったものです。
私たち兄弟は会うと論争になるので、いつも節子が心配していましたが、今日も案の定、環境問題でもめてしまいました。
困ったものです。
午後は節子の友人の長沼さんが来てくれました。
今日はジュンの誕生日だったのです。
節子の代わりにケーキを持って来てくれました。
節子の話も出ていましたが、聴いていましたか?
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