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2008/07/16

■チェンジ:現実を変える方策

さまざまな行政不祥事に、「もうだまっていられない」「ゆるせない」と声高に問題指摘する報道番組が増えてます。
まあこのブログも、それと似たようなところもありますが、確かに許せないことが多すぎます。

CWSコモンズに「国家論」を寄稿してくれている武田文彦さんが、テレビ番組の「チェンジ」の最終回を見るように勧めてきました。
学校の先生をやっていた主人公のキムタクが、あることから突然、首相になってしまい、いろいろと新しい風を起こしていく物語です。
一昨日の最終回は、彼が辞任する話です。
これまで一度も見たことがないのですが、武田さんに見る約束をしてしまったので、仕方なく見ました。
20分のキムタクの演説場面があるのですが、それが話題になっているようです。
とても分かりやすい話で、若者には響くかもしれません。
彼は結局、その演説で、総辞職を表明し、国民主権のことを話し、みんなに選挙に行くことを勧めます。
これは国民主権をないがしろにしている福田首相への面当てのようにも感じます。

私自身は、武田さんとは違って、あんまり面白くもなく、キムタク演説にも何の感動も感じませんでしたので、涙は出ずにあくびが出たと武田さんに報告しました。
そうしたら武田さんから諭されてしまいました。
武田さんと話しているうちに、キムタクの中学生のようなスピーチの意味が少しわかってきました。
私もまた、小賢しい大人になってしまっていたのかもしれません。

武田さんは、政治とは至ってシンプルなのだといいます。
私もそう思います。
武田さんは、だから政治家が、あるいはそれを支えている国民が、その気になれば現実は変えられるといいます。
そうかもしれません。
いや、そう思うべきだろうと反省しました。
私の関心事は、政治を変えることではなく、現実を変えることですが、
それはもちろん深くつながっています。

声高に問題指摘するテレビ番組で何が変わるのか。
今朝も、みのもんたの「もうゆるせない」シリーズを観ていて、むしろ「テレビで言いっぱなしなのはもうゆるせない」という気になっていたのですが、武田さんと話していて、キムタク演説のほうが、現実を変える契機になるかもしれないという気になってきました。
対立姿勢からは何も生まれないことを、私も何回も経験してきたに、どうしても対立思考に陥ってしまいがちです。
このブログも、まさにそうなっているかもしれません。
行動の部分をもう少し増やしていかねばいけません。
改めてそう思いました。
現実を変えていけるのは自分だけですから。

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