■節子への挽歌331:お別れサロンの早とちり
節子
どうも世の中には「早とちり」の人がいて困ります。
まあ時々私の周りでは起こる話なのですが、今日はまあ公開しても誰の迷惑にもならないだろう話なので、節子への報告をかねて書きましょう。
朝、電話がありました。
また「あの武田さん」です。
節子がいなくなった後、私が後を追うのではないかと心配してくれた人です。
電話に出るなり、質問されました。
8月に急にサロンを開くことにしたというが、どうしてなのか。
どうしても何もなくて、ただ思いつきなのですが、理由を聞くのです。
ブログを読んでくれている人と会いたくなったからだといっても、しつこく畳み込んできます。
しかし少しして、納得したのですが、こんなことを言うのです。
私はてっきり、みんなへのお別れサロンかと思った。
そうやってみんなと少しずつ別れを行い、その後で、節子さんのところへ行くのかなと思った。
「早とちり」も度がすぎていると思いませんか。
困ったものです。
こういう「おかしな人」が、私の周りには多いので、節子もきっと心配していたことでしょう。
今のところ、私にはその気は皆無なのですが、「早とちり」した「親切な友人」に、いつか節子のところに送られてしまいそうな気がしてきました。
節子
武田さんのおかげで、意外と早く節子に会えるかもしれませんね。
これは喜ぶべきか悲しむべきか。
いやはや、友人はしっかりと選ばなければいけません。
ところで、節子は、そちらからこちらに来る予定はありませんか。
ぜひそのルートを見つけてください。
世の中には不可能なことはないのですから。
いや、そちらは「世の中」に入るのでしょうか。
暑さのせいで、私もいささかおかしくなりそうです。はい。
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