■節子への挽歌356:手づくりトマトのお供え
節子
昨日のことの報告です。
直接、報告したので節子は知っているでしょうが、やはりの挽歌に残しておきたくなりました。
昨日は自宅にいたのですが、お昼前にチャイムがなりました。
出てみると、近くの高城さんの子どもたちでした。
5歳と2歳くらいでしょうか。
小さな手にミニトマトが4つのっていました。
そして、これをおばちゃんにあげてくださいというのです。
下の子もなにやらむにゃむにゃと話しかけてくれます。
庭で作ったトマトが実ったので持ってきてくれたのです。
とても幸せな気持ちになりました。
少しだけ2人と話しました。
節子だったらもっと楽しく話したろうなと思いますが、
妹のバッグの中身まで、なぜか見せてくれました。
もちろん頼んだわけではありません。
お姉さんのほうは昨年も、節子の見舞いに来てくれました。
妹は節子のことはあまり覚えていないかもしれません。
でもこうやって彼女たちの世界に、節子が生きていることはとてもうれしいです。
「おばちゃんにあげて」という言葉は、涙が出るほどうれしいです。
子どもの言葉には嘘がありませんから。
まだ赤味が十分ではないミニトマトでしたが、
明日から家族旅行に行くと聞いていたので、その前にと思って収穫してくれたのでしょう。
うれしくて、すぐに節子に報告し、供えました。
節子
あなたのことはいろんな人が心にかけてくれています。
私も、そういう人になるように、心がけようと思います。
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