■節子への挽歌344:大仏開眼
わが家の大日如来に目をいれました。
大仏開眼、いや小仏開眼です。
素焼き段階はうまくいきましたので、
娘たちが、左右の目をそれぞれ入れ、私は第三の目を額に入れました。
写真を見てもらうとわかるのですが、開眼といえないほどの小さな目です。
ポンと点を書くだけですが、それなりに緊張しました。
なにしろ大日如来なのですから。
目を入れてから、仕上げの焼成です。
うまくいくといいのですが、明日にならないと窯は開けられません。
新盆には間に合いそうですが、
新盆に戻ってきた節子に見てもらい、節子が気に入れば、一周忌にこの仏に魂を入れてもらう予定です。
気に入らなければ、たぶんひびが入るか壊れるかするでしょう。
わが家の仏壇にはまだ正式の仏はいません。
タイのお土産屋で娘が買ってきた小さな仏像が鎮座していますが、それは仮のもので、今はまだ位牌が中心の位牌壇です。
一周忌を契機に、位牌壇を仏壇にしようと考えているわけです。
さて、わが家の大日如来はいかがでしょうか。
スペインタイルをやっている娘にとっても、テラコッタからの作成は初めてです。
仕上げはマヨリカ焼きですが、いつものタイルとは違うようで、初めての挑戦です。
ですから、明日、窯をあけたら割れている可能性もゼロではないそうです。
この写真だけが残る「幻の仏さま」になるかもしれません。
節子が気に入って、守ってくれるといいのですが。
写真をクリックすると大きくなります。
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