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2008/09/02

■節子への挽歌367:節子のことを思い出してくれる人たち

節子
あなたはとても幸せな人ですね。
一周忌にあわせて、節子のことを思い出してくれている人がこんなにいるとは驚きです。
私だけで独占したい気もしますが、たくさんの人が節子を思い出してくれているのは、何だか少し誇らしい気もして、うれしいです。
人の絆は、時間の長さでも利害関係でもなく、心の響きあいで決まります。
私が会社を辞めた時に感じたことですが、改めてそのことを感じました。

昨日から、花がたくさん届きだしています。
節子の友人たちからです。
私の場合は届かないでしょうね。
男性と女性の違いかもしれないのですが、
みんな花にある思いを託してくれていることが私にさえ伝わってきます。

女性たちの絆は、私には見えない世界です。
こんなに届いてどうするのと私自身はちょっと不安ですが、
節子が花になって戻ってきているのかもしれません。
この3日間は、娘も含めてみんな自宅にいることにしましたが、
こんなに花が来るとは思っていなかったので、いささかてんやわんやです。

何人かの方に電話させてもらいました。
電話嫌いの私には結構つらい仕事なのです。
節子の友人の女性ですので、どう話していいかわからず、
相手もたぶん妻を亡くした傷心の男にどう対応すればいいか悩ましいのではないかという気もします。

でも電話で話すと必ずといっていいほど、節子へのライブな思いが伝わってきます。
男性とはどうも違うのです。
少なくとも私にはない情感を感じます。

うまくいえませんが、女性は生命的にみんなつながっているのかもしれません。
女性は生命の本流、男性は支流。そんなふうに思えてなりません。
節子との絆においては、私は誰よりも強いと思っていますが、
そうでないもっと大きな生命的な絆が女性たちにはあるのかもしれないと、
送られてきた花を見ながら思っています。

節子
君はどの花の中に隠れているのでしょうか。

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