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2008/09/05

■節子への挽歌370:1年をしのがれたこと、パートナーは評価されますよ

「1年をしのがれたこと、パートナーは評価されますよ。」

先日、15年ぶりに会った友人がこんなメールをくれました。
彼女も伴侶を4年前に亡くしています。
彼女に久しぶりに会った時には、そんな話は全くしなかったですし、お互いに15年前と同じように元気に話しあいました。
その後、メールが届いたのです。

ある薬局の薬剤師の女性が言ってました。
「3回忌過ぎるまでは……」
遺された連れ合いは、元気が出ないというか、前の状態に近づけないということなのでしょう。
3回忌といえば丸2年だけれど、わたしはもうすぐ丸4年です。
仕事がなかったら生きている意味がみつからなかったし、
今もその状態はあまり変わっていません。
そう書かれていました。
胸を突かれました。
彼女のその心の中を、私は全く見ようとしていませんでした。
彼女のこの数年の活動ぶりを漏れ聞いていましたが、その理由が少しわかったような気がします。
このメールに返事が出せないまま、1週間経ってしまいました。

「生きている意味がみつからない」
心に染みる言葉です。
彼女に返信する代わりに、このブログに書いておくことにしました。
それで少し気持ちが楽になります。

それにしても、「生きる」ということは一体何なのでしょうか。
この頃、またわからなくなりました。

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