■節子への挽歌378:とても辛かった結婚式
節子
昨日から滋賀に来ています。
今日は節子の姪の結婚式だったのですが、節子がいないので私にはうれしさも半減の結婚式でした。
節子がいなくなってから初めて会う人も少なくなかったのですが、できるだけ節子の話はしないようにしていました。
すれば涙が出てくるに違いありませんので。
先方も触れることがありませんでした。
気のせいでしょうが、なんだかとても落ち着かない気がしました。
もちろんがんばって笑顔をつくっていましたが。
結婚式の最後に、新郎新婦から両親への謝辞が述べられました。
それを聴いていて、節子にこの体験をさせてやれなかったことを心から悔やみました。
節子には母親の喜びを与えられなかったような気がしてきたのです。
まだ私たちの娘たちはいずれも結婚していないのです。
もちろんそれは娘たちの問題ではありますが、節子と私の責任も大きいでしょう。
しかし理由や責任はどうであれ、節子がこの機会をもてなかったことは悔やんでも悔やみきれません。
結婚式は大津の近江神宮でした。
ここも節子との思い出のあるところです。
大津の町も私たちの思い出の多い場所です。よく一緒に歩きました。
そんなこともいろいろと思い出してしまいました。
結婚式の終了後、敦賀にいる節子の姉夫婦の家で泊まらせてもらいました。
節子とよく泊めてもらったところです。
ここにも節子との思い出が、山のようにあります。
姉夫婦と話していると、節子がいないのが嘘のようです。
結婚式でおめでたい日だったにもかかわらず、私にはとても辛い1日でした。
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