■日本の治安状況
娘が犬の散歩の途中、道路沿いの家の人が鍵束を家の扉の鍵穴にさしたまま、自動車で出かける現場に出会わせました。
気がついた時には自動車は走り去っていました。
人通りの多い、自動車道路沿いの新しい家です。
さて、どうしたらいいでしょうか。
そのままだと泥棒がはいりかねません。
かといって、勝手に鍵を抜くわけにもいきません。
みなさんならどうしますか。
娘は、交番に電話することにしました。
近くの交番の電話番号を探しましたが、女房なら一発で出ますが、なかなか見つかりません。
それで110番に電話して相談しました。
県警にかかったそうですが、近くの交番から電話させるということでした。
ところが5分たっても連絡がありません。
娘は心配して、その家の前に見張りに行くことになりました。
娘が出かけた後、近くの交番の電話番号がわかったので電話しようと思ったら、ようやく交番から電話がありました。
別の事件があって、遅れてしまったのだそうです。
場所を教えてそこに出向いてもらうことにしました。
ところがそれから5分以上たっても娘から電話がありません。
最近、ボーンシリーズの映画を観ているせいか、3分もあれば、どこにでも行けるだろうという変な先入観があって困るのですが、結局、連絡してから20分たっても警察官は現場に到着しないのです。
あまりに遅いので、私が見張りの交替に向かったら、途中で娘に会いました。
警察官が来て、鍵を抜いて持っていってしまったのだそうです。
娘が張り紙をしないでいいのかと聞いたら、電話番号を調べて電話するといったそうです。
でも待てよ、です。
鍵がなければ家の中に入れないので、電話をかけても通じないのではないか。
心配性の娘は、やはりドアに張り紙をして来ようとまた出かけていきました。
娘が戻ってきてしばらくして、交番からまた電話がありました。
おまわりさんも、やはり張り紙をしにいったそうです。
そうしたら娘の張り紙があったので、張り替えさせてもらったという報告の電話でした。
きっと交番に戻ったら、娘が気づいたことを同僚に指摘されたのでしょう。
いやはや実にほのぼのとした話です。
わが家はみんなで大笑いできました。
しかし、でも待てよ、です。
こんな事件ですから笑い話で終わりますが、もしこれがもっと深刻な事件だったらどうでしょうか。
笑っている場合ではないのです。
どこに問題があるのでしょうか。
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