■節子への挽歌372:しんじゃうまえ おうちのまえのおはなをありがとう
一周忌に献花に来てくださった人のなかに、近所の6歳のかおりちゃんがいます。
私はその時、別の方と話していたのですが、後で仏壇の前に折り紙で折った犬の顔が置いてあり、そこにメッセージが書かれていました。
表題は、その一部です。
「おばちゃん しんじゃうまえ かおりのおうちのまえのおはなをありがとう」
なんかとてもリアルですね。
でも子どもの言葉だと素直に心にはいるのが不思議です。
節子が喜んで大笑いしながら、彼女に話している姿が目に浮かびます。
かおりちゃんの家の前の花の一部が枯れてしまいました。
花好きの節子は、そこに花を植えて、水をやっていたのです。
節子のよけいなお世話の一つです。
そういえば、節子は家からかなり離れたところの電柱のまわりにまで花を植えて水やりに行っていました。
今は娘がやっていますが、ともかく花とお世話が好きでした。
でもそのおかげで、今回もたくさんの人たちが来てくれました。
節子は、かおりちゃんの心の中に、花のおばちゃんとして生きつづけるでしょう。
私は、死んじゃうまえに何ができるでしょうか。
これは結構難しいことです。
花は、人と人をつなげる大きな力を持っていますね。
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