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2008/10/17

■節子への挽歌412:東尋坊の茂さんからメールが来ました

節子
一昨年、一緒に東尋坊に行きました
そこでお会いした茂さんや川越さんの活動がNHKで紹介されていました。
茂さんたちは、自殺の名所とさえ言われている東尋坊で、自殺予防の活動をしているのです。
茂さんたちのおかげで100人を超える人たちが自殺を思いとどまっているそうです。
すごくヒューマンな活動ですが、茂さんと川越さんの深い思いが活動を支えているのです。

茂さんも川越さんもお元気そうでした。
見ているうちに2年前のあのきれいな夕陽と美味しかったおろし餅のことが思い出され、茂さんにメールしました。
あの時はあまり時間が無くてゆっくりとお話できませんでしたが、私たちにはとても心に残る出会いでした。

翌日、茂さんから返信がありました。
前日まで、和歌山県白浜の三段壁に行っていたそうです。
ここも自殺の名所のひとつとされているところです。
いろいろな活動が行われているようですが、やはり地元観光協会の反対で活動はなかなか難しいようです。
茂さんは、こう書いています。

何故、あのように大勢の人が悩み事を持って集まって来ているのに知らん顔ができるのでしょうか・・・?
水際にこそサポートセンター、即ち、相談所を設ける必要があるのにと、この現象が不思議でなりません。
水際に相談所を設けて「悩み事」を聞いてあげるだけで多くの大切な命が助かるのに・・・と、残念でならないのと、もっともっと私たちが水際から世間に訴えていかなければならないと決意を新たにしたところです。
全く同感です。
何かやらないといけないと思い出しました。
少し考えてみようと思います。

茂さんは最後にこう書いてくれました。

佐藤さんも、奥様をお見送りされてさぞ寂しい日々を送っているかと拝察していますが、嘆いてばかりでは奥様も嘆きます。
佐藤様には永遠に奥様が傍に付いていてくれているのですから、奥様のお力をお借りして、共に元の元気を取り戻して欲しいと思います。
茂さんから言われると素直に心に入ります。
不思議です。

節子
ちょっと動き出しましょうか。応援してくれますね。

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