■節子への挽歌414:「もくれんの涙」
節子
宮内さんの「涙そうそう」と「もくれんの涙」はどうでしたか。
先週、手づくり散歩市でお会いした宮内俊郎さんがギターを持って、献花に来てくれました。
そして献花台の前で、私たち4人家族のために、「涙そうそう」と「もくれんの涙」を歌ってくれました。
宮内さんは本業とは別に、ギターを弾きながらイベントなどで歌っているそうです。
自称、「気持ちはプロのギタリスト--腕はビギナー」と言っていますが、歌に対する思いはなかなかのものとお見受けしました。
ヴィンテージもののギターで2曲、節子に捧げてくれました。
「涙そうそう」は、節子がとても好きな歌です。
宮内さんの歌を聞きながら、私も一緒に声を出して歌いたい気分でした。
この歌は、歌詞を意識するとどうしても涙が出るので、歌詞を意識せずに、宮内さんの歌を節子と一緒に楽しませてもらいました。
歌詞を気にしないと、全身で聴けるのです。
「もくれんの涙」は名前は知らなかったのですが、聴いたことのある曲でした。
うっかりして歌詞に耳を傾けてしまいました。
逢いたくて 逢いたくて「逢いたくて 逢いたくて」。
この胸のささやきが
あなたを探している
あなたを呼んでいる
「涙そうそう」にも同じ歌詞が出てきます。
さみしくて 恋しくて 君への想い 涙そうそう節子と別れて今日で413日目ですが、今でも毎朝、節子の位牌に向かって、
会いたくて 会いたくて 君への想い 涙そうそう
「会いたいね」
と呼びかけています。
時々、節子を探している自分に気づくことがあります。
時々、節子を呼んでいる自分に気づくことがあります。
それを知っているかのように、宮内さんは、この2曲を選んでくれました。
とても心温まる時間でした。
節子
あなたのおかげで、本当にいろんな人がやってきてくれます。
それに、節子が花好きだったことを知って、宮内さんは「ウィーンの薔薇」という珈琲を持ってきてくれました。
今日はもう遅いので、明朝、節子と一緒に飲みましょう。
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