« ■節子への挽歌457:節子が育てた家族のルール | トップページ | ■節子への挽歌458:お茶の時間 »

2008/12/01

■NPO法施行10周年と新公益法人制度のスタート

今日はNPO法が施行されてから10年目です。
そして今日から新公益法人制度がスタートしました。
公益法人制度改革では一時、NPOも含めての議論が行われていましたが、NPOサイドから反発が起こり、別建てでの議論になりました。
私も当時、公益法人改革オンブズマン活動にささやかに参加しましたが、やっている途中でどうもその動きにも違和感を持ち出してしまい、脱落してしまいました。

私もささやかですが、NPO活動や住民運動などにも関わっていますが、こうした動きにどうも関心を持てないのです。
なぜでしょうか。
自分でもわかりませんでした。
しかし、その答が少しわかったような気にさせられるメールを昨日、もらいました。

法人格をとらずに、任意団体で市民活動に取り組んでいる人からのメールです。
ある人から、法人格をとらずに活動しているグループを教えてくれと言われて、彼女を紹介したのですが、その時の感想です。

どうしてNPO法人にならないのか、というご質問でした。
「する必要がなかったから」とお答えしました。
どういう条件があれば、法人格を取りますか? と聞かれ、「思いつかない」とお答えしました。

かえって考えてしまいました。
法人格をとらないということが、そんなにビックリされることなのか…。
何もやらない、めんどくさがりというだけなのに。

事の本質が示唆されているように思います。
私もいま取り組んでいるコムケア活動の事務局をNPO法人にしようかどうか迷った時期があります。
しかしめんどうなので法人化しないままにきています。
法人化したら、もう少ししっかりした活動を展開できたかもしれませんが、組織維持のために苦労したかもしれません。

しっかりした活動をするためには、法人化しなければいけないということはないはずですが、私たちはどうもそう思いがちなのです。
それに一人の市民として、活動するのに、法律などは関係ありません。
そもそも法律に準拠する生き方が蔓延したが故に、コンプライアンス主義とか偽装問題がはびこってきたのかもしれません。
法治国家などというと聞こえはいいですが、要するに自律していない人たちの寄せ集めを秩序化するのが法律ですから、そこにはある種の責任放棄があるわけです。
法律を守っていれば、非難されないなどと言うのは、いかにもだらしない社会です。

それに、そろそろ「公益」などという発想から抜け出なければいけないような気もしますし、NPO、つまり「非営利」などという金銭主義発想からも抜け出たいものです。

またまた暴論めいたことを書いてしまいました。
NPOブームが社会をいい方向に変えてきていることは否定しませんが、何かとても大切なことを見えなくしてしまっているのではないかという懸念があるために、よけいな事を書いてしまいました。
NPO活動に取り組んでいる友人知人から、また怒られそうです。

|

« ■節子への挽歌457:節子が育てた家族のルール | トップページ | ■節子への挽歌458:お茶の時間 »

NPO時評」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30899/43288606

この記事へのトラックバック一覧です: ■NPO法施行10周年と新公益法人制度のスタート:

« ■節子への挽歌457:節子が育てた家族のルール | トップページ | ■節子への挽歌458:お茶の時間 »