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2008/12/29

■ラーメン屋を好きになる理由

近くのラーメン屋さんのオーナーが代わりました。
新たなお店は「らーめん大」です。
開店4日間、なんとラーメン100円というチラシが入りました。
その4日間、お店に長い行列です。
とてもトライする気にはならないほどです。
先日、マックの顧客動員づくりが問題視されていましたが、このか移転キャンペーンも私にはあまり感心できません。
しかし凄い行列が印象に残りましたので、一度は試してみようと思っていました。
その意味では私も見事に宣伝活動の掌中に落ちてしまっていたわけです。

最近やっと並んでいる人を見なくなりましたので、娘を誘って行ってみました。
カウンターのお店で、食券を最初に購入するのです。
基本は600円で、そこにトッピングなどをいろいろと加えていきます。
全席で8人、とても小さなお店です。
歯応えのある太い緬とスープが自慢だそうです。

トッピングは有料ですが、野菜とにんにくだけは無料で乗せてくれます。
味の濃さや緬の茹で具合はここに対応してくれます。
野菜の無料追加は、その量が半端ではなく、大山盛りなのです。
野菜好きの私でも、半分でいいと頼んだほどです。
しかしその盛り方が豪快なので、それがとても気にいってしまいました。
そうしたことを通して、客と店主が会話するようになっているので、何となく人間的な雰囲気が生まれます。
もちろん味もよかったです。

もう一つ感心したのは、カウンターには顧客ごとにふきんが用意されていて、客は食べ終わった後、それを使ってカウンターを拭く仕組みになっていることです。
いや仕組みになっているかどうかはわかりません。
そんなことはどこにも書いていないからです。
でも私たちの前のお客さんはそうしていましたので、私たちもそうしました。
これがまたとても気にいってしまいました。

自分で拭くシステムは最近は増えていますが、
このラーメン屋の雰囲気のよさのせいか、実に新鮮で自分の家で食べているような居心地の良さを感じました。
なんだかとても大切なことを教えてもらったような気がします。
この店にはもう一度来ようと思いました。

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