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2008/12/24

■派遣切りトヨタと飲酒運転事故

昨年度あれほどの高利益を上げていたトヨタが赤字に転落というのは驚くべきニュースです。
この大きな変化にはいささかの疑念は残りますが、状況変化のすさまじさを感じさせます。
しかし、変わらないままのものもあります。

年末に向けて、飲酒運転事故は相変わらず多いです。
ネットで検索すると、毎日数件の飲酒運転による殺傷事故(事件)が起きています。
法改正により罰則は強化されていますが、その強化度合いは知れています。
たかだか数年の免許停止です。
本気を全く感じさせません。
このブログでは何回も書いていますが、飲酒運転は未必の故意のある殺傷事件未遂を構成するはずですが、もし万一、事故を発生させた場合は、免許の永久剥奪が当然のことだと思います。
なぜそれができないのか。
私の考えすぎかもしれませんが、そこにトヨタを初めとした自動車会社の圧力を感じます。

私がもしトヨタの社長であれば、自社商品の適正な使用を守るために、当然、飲酒運転事故を起こした人の免許の永久剥奪の法制化を働きかけると思います。
それが「危険な商品」を販売するものの責任です。
それをしてこなかった自動車会社の経営者の人間観が、今回の派遣切りにつながっています。
つまり、トヨタの経営理念は、人を軽視しているということです。
それは私の言葉では「経営」とはいいませんが、ほとんどの経営学者はトヨタの経営は凄いと昔から高く評価しています。

ものをつくることの意味を、企業経営者はもっと真剣に考えるべきです。
トヨタの創業者の血を引いている人であれば、もしかしたらそのことがわかるかもしれないと、期待しています。
創業者の哲学は、いつも誠実ですから。

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