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2009/01/30

■中谷巌教授の懺悔がもし本物であれば

先々週、私が関わっているコムケア活動というNPO関係の人を中心にした集まりをやりました。
その報告はCWSコモンズ(ホームページ)のほうに書きましたが、
群馬から参加してくれた方が帰り際にこういいました。
NPOの集まりでは、どこから助成金をもらおうかとかいうお金の話がよくでるのに、コムケアの集まりってそういう話が全く出ないのでホッとします。

お金を基準に考えるのは企業だけではありません。
今のNPOの多くは、NPOの「有識者」たちの指導を得て、補助金をどう確保するかにばかり気がいっています。
そのことをコムケアのメーリングリストに投稿しました。
そうしたら、よく知っている人からこんなメールをもらいました。
私だけにとどめておくのはもったいないので、一部を紹介させてもらいます。

長年私学に勤めていましたが、助成(私学助成)は私学の教育を縛るもので、本当に良い教育をしようとすると、助成金は減らされることになるんです!
だから日本では本当に良い教育をしようと考えるなら私学助成に頼らないことを考えるしかない。
私は一時期「榛名山麓みどりの大学」構想を打ち出し、大学設立を考えていましたが、真っ先に考えたことは私学助成を必要としない・・・計算に入れない大学を構想していました。ホントの教育をするためでした。この計画は見事に破綻しましたが、今でもこの考えは変わっていません。
NPOを始めて、色々な企画を立ち上げたり構想したりしてきましたが、やはり助成を受けようとすると本当にやりたい・・・必要と思われる活動を薄めて助成団体の意向に沿う企画を作成するしかない。
それをしても助成を受けられるとは限らない。
今では助成金を受けることは念頭外に活動を考えています。
助成を受けるのではなく、同感していただける方々からの寄付を受けられることを中心に考えています。
「榛名山麓みどりの大学」構想。
以前、ホームページでご紹介しましたが、惚れ惚れするような構想です。
同じように、学びたい人たちがみんなで資金を出し合って学びの場を創ろうというプロジェクトも、日本構想学会で話題になったことがありますが、これも残念ながらストップしています。
情報発信力のある教育関係者たちの数名が、本当にその気なれば、いずれもできないことではないはずです。

いま日本の経済政策を主導してきた一人の中谷巌さんが、自らの間違いの気づき懺悔を始めたのが話題になっています。
中谷さんたちのやり方にはかなり学者仲間でも批判がありましたし、ましてや日本の企業経営や経済を少しでも学んだ人から見れば、馬鹿げた発想だと思いますが、今でもその発想に疑問を持たない人が少なくないのが驚きです。
中谷さんたちの影響力は絶大だったわけです。

中谷さんの懺悔は、何をいまさらという気がしますが、その勇気は評価したいと思います。
しかし、ただの懺悔で終わるのではなく、「榛名山麓みどりの大学」構想のような本当の学びの場づくりに取り組んでほしいと思います。
それがなければ、懺悔もまた時流に乗ったパフォーマンスでしかないことになります。

今こそ、しっかりした「学びの場」が構想されなければならない時代になっています。
「榛名山麓みどりの大学」構想がまた動き出すのを期待しています。
どなたかポンと私財を出す人はいないでしょうか。
たかだか数十億で、日本を支える人材が育てられるのですから、安いものです。
中谷さんは出してくれないでしょうかね。
一応、依頼の手紙を出す価値があるかもしれませんね。

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