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2009/01/08

■定額給付金で啼ければ消費刺激にならないのか

定額給付金に関しては、「消費刺激効果も大きく、GDP(国内総生産)を押し上げる」(首相)ので、閣僚もしっかりともらって消費するのが望ましいというようになったようです。
官房長官まで記者発表するのですから、笑い話のような話です。
消費刺激が大切だと思うのであれば、給付金をもらわずとも適切な消費をしたらいいでしょう。
給付金をもらわなければ消費しないような消費の仕方って何なのでしょうか。
おそらく国民生活とは程遠いところの誰かの懐に入るだけです。
それに、給付金で消費したからと言って、徳別に景気が刺激されるわけではありません。
全くもって、どうしてこんな発想しかできない人が閣僚になっているのか不思議です。
少しは生きた経済を学んでほしいものです。

大切なのは、GDPを高めることではなく、国民の生活を安定させることです。
みんながちびちびと消費したところで、状況は変わりません。
消費刺激などになるはずがないのです。
2兆円をいま生活に困っている人たちに100万円ずつ配っても200万人の人に配れます。
生活保護世帯は現在、100万世帯強ですから、全員に配布できます。
そういう世帯であれば、必ず消費に回りますし、しかも閣僚の一人が話しているような無駄な浪費には向きませんから、社会的弊害も少ないでしょう。+
念のために言えば、消費すれば何でもいいという話ではないのです。

高額所得者は辞退すべきかどうかなどという議論も馬鹿げています。
むしろ高額所得者はマイナス給付金を納入すべきでしょうか。
閣僚は各自、収入に応じてマイナス給付金を納め、それを生活困窮者に配布すれば、経済はかなり刺激されるはずです。
閣僚であれば、一人100万円くらいは出してもいいでしょう。
高額所得者に呼びかけたら、たぶんかなりの額が集まるでしょう。
そして、それなりの消費を刺激するはずです。

それにしても高額所得者の下限が税金控除後1800万円などと言うのは論外です。
大阪の橋下知事は400万円を提示しましたが、せいぜいそのレベルでしょう。
日本の政治が、いかに金持ちのためにあるかがよくわかります。
手取り年収400万円もあれば、それなりの無駄遣いも含めて可能なはずです。
もし消費が不十分であるとしたら、先行きに安心できないからです。
先行きの生活に不安がなければ、収入や貯蓄の考え方は全く違ってきます。
それを議論もせずに、消費刺激のために給付金をもらってしっかりと使いましょうなどと言う政治家にはあきれます。

その前に、まずは自分がしっかりと汗をかいて稼いだお金を使うか、寄付するかを考えることではないかと思います。
最近収入がない私ですら、できるだけ効果的な無駄遣いに心がけています。
給付金があろうとなかろうと、たぶん消費生活の実態は変わりません。
それにしても、こうした定額給付金騒ぎで、どれほどの国税が無駄にされているかを考えると怒りを感じます。

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