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2009/03/13

■やっぱりどこかおかしいように思います

不法滞在で問題になっていたカルデロン一家は、結局、両親が帰国しなければいけないことになりました。
法理論的には合理的な判断なのかもしれませんが、どうにもやりきれない気持ちです。
森法務大臣は、子どもの利益も十分考えた温情溢れる処置だといっていますが、13歳のこどもが異国で両親と引き離されてしまうのは心痛みます。
温情などという言葉は使ってほしくないです。
親が不法入国したのが悪いというのは簡単ですが、10年以上も見逃しておいたのはどう解釈すればいいでしょうか。

家族を引き離す国家。
家族を引き離す社会。
そのメッセージがどれほどの影響を人々に与えるものでしょうか。
日本では家族が大事にされなくなってからもうかなりの時間がたちますが、こうも生々しく映像として何回も見せられると、国家とは一体何なのだろうかと思わざるを得ません。
勝手に国境をつくったのも国家ですし、労働力不足になれば海外から人を呼び込むのも国家です。
そして、労働力があまりだすと追い出すのも国家です。

国家が国民の生活を守ってくれるかといえば、決してそうではありません。
国家が国民を「棄民」するのは、昔も今も変わりません。
そういう国家の本質が、こうした事件には象徴されています。
アミネ事件もそうでしたが、状況はあいかわらずご都合主義です。
もし鳩山総務大臣が法務大臣だったらどうなっていたでしょうか。
日本郵政告発で見せているような「生活者の常識」を発揮すれば、結果は変わったかもしれません。

もちろん今回の結論が間違っているかどうかは、私にはわかりません。
ただ印象として「家族軽視」のメッセージが強く出されていることに不安を感じるのです。
前にも書きましたが、問題はカルデロン一家だけの話ではありません。
私たち家族が今や「風前の灯」のような状況に置かれていることがとても心配です。

こうした「やっぱりおかしいな」と思うことが、最近はたくさんあります。
ですから私自身もかなり麻痺してきました。
それに、おかしいと思いながらも何もしようとしなくなっている自分も「やっぱりおかしい」と思い出しています。
みんながそうなってくると、きっと「おかしいことも」が当然のことになっていくのでしょうね。
そして、企業の場合は不祥事になって企業が倒産してしまうわけです。
国家の場合はどうなるのでしょうか。
国家が倒産すると、住みにくくなるのでしょうか。
それとも住みやすくなるのでしょうか。

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