■政治と金、マスコミと金、そして民主主義の危機
どうも「怒り」が収まりません。
ですから暴論はますますエスカレートします。
挽歌では「悲しみ」が、時評では「怒り」がおさまらいので、精神状態があまりよくありません。
困ったものです。
今日の怒りは、やはりテレビです。
岩見さんという、それなりに評価の高いジャーナリストがいますが、その発言はもうどうしようもないほど、愚劣です。
念のために言えば、他の人は愚劣にも達していませんので、論外なのですが、岩見さんはそれなりに見識を持って実績を残してきた人です。
この人にして、この愚劣さ、そう思うと腹が立ってきます。
原口さんと大谷さんが、的確に対応していました。
岩見さんを「愚劣」だと思ったのは、原口さんが「民主主義の危機」だと発言したのに対して、「大げさだ」と言ったことです。
岩見さんには問題の本質が全く見えていません。
世論調査を操って世論操作しているマスコミの似非ジャーナリズムの仲間に完全に取り込まれています。
私の言葉を使えば、「買収」されてしまっています。
その議論で、反小沢側が発言したのは、「政治と金」の問題です。
しかし、政治以上に金に買収されているのはマスコミであり、ジャーナリストです。
テレビなどは金で動いています。
コメンテーターも有識者も、その多くは金で動いています。
みんな「やわらかな買収」のとりこになっているのです。
そして、私たち国民もまた、金に買収されてしまっています。
いったい、誰に「政治と金」の問題を小沢さんにだけ押し付けられるのでしょうか。
小沢おろしに動いている民主党の議員は、たぶん金に買収されているのでしょう。
小沢さんは西松建設からのお金であることをなんとなく知っていたと思いますが、それがなぜ悪いのか。
みなさんは説明できますか。
企業献金がなぜ悪いのか。
個人献金はなぜいいのか。
基本的なことを考えもせず、お上の尻馬にのって、弱いものいじめをしている国民の中に自分がいることがいやになります。
今日もまた「怒り」が収まりません。
怒りに任せて書いてしまうと後で後悔しますが、最近のこうした怒りはどこかに残しておきたいと思い、書いています。
まあ、私が怒ったところで何も変わりませんが。
話は全く違いますが、三島由紀夫の気持ちが少し最近わかってきました。
私が無名であることに安堵しています。
それなりのポジションにいたら、何か行動を起こしたくなるでしょう。
そんな時代です。
誰も行動を起こさないのが、むしろ不思議です。
金が時代を制覇したのかもしれません
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