■正しく生きることの大切さ
「いまの世の中に生まれて、国をよくしようと思うものは、何もそれほど苦悩する必要はない。大事なことは、人としての当然の感情に基づいて、自分の行動を正しくし、熱心に勉強し、広く知識を得て、それぞれの社会的役割にふさわしい知識や人間性をそなえることだ」熊本に行く飛行機の中で、福沢諭吉の現代語訳「学問のすすめ」を読みました。 とても共感できるところが多かったのですが、130年ほど前に書かれた文章が、今もなお通用することにいささかの驚きを感じました。 たとえば、この文章です。 まさにいま、私がめざしている生き方です。
「信ずることには偽りが多く、疑うことには真理が多い」
この言葉にも驚くほどのリアリティを感じます。
「学問のすすめ」は、今の若者たちにも勧めたいとおもいます。
要するに「基本」が欠落しだしているのです。
明治時代には、国をつくろうという政府があったことがよくわかります。
それがあればこそ、福沢諭吉の存在があったのかもしれません。
いまはどうでしょうか。
国を壊そうという政府しか見えてこないのが残念です。
学問が失われてきていることも心配です。
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