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2009/04/17

■「自殺ストップ! 自殺多発現場からの緊急集会」

今朝の朝日新聞に、こんな小さな記事が出ていました。

水俣病の未認定患者の救済問題で、今国会に提出された与党の救済法案に反対する11の患者団体が15日、斉藤環境相と面会し、補償費用を確保するために原因企業チッソを分社化することや、患者認定の審査窓口を閉じることが法案に盛り込まれたことに抗議する声明を手渡した。
12日に熊本のNPOの集まりに参加したのですが、その主催者から、今日は水俣で水俣病関係の集まりがあるので、そこの人たちは来られなくなったという話を聞いていました。
そうか、まだ水俣病は動いているのだと思い出しましたが、もしその会話がなければ、この小さな記事は見落としていたでしょう。
水俣病の未認定患者の救済問題では、元水俣市長の吉井さんが異論を持って関係委員会を辞めてしまったというところまではフォローしていましたが、その後、頭からすっかり抜け落ちていました。
新潟水俣病患者救済の動きは、これも地元の知人が集まりに参加して、ライブな情報を提供してくれていたので認識してはいたのですが。

さまざまな問題が中途半端に対応されているために世の中は問題山積みで、とても追いかけておられず、ついつい報道がないと忘れてしまいます。
おそらく全国各地では、さまざまな問題が取り組まれていますが、全国ベースではそれらが見えなくなってしまっているわけです。
逆に言えば、全国ベースでは見えにくくなっている問題も、それぞれの地域では意識されて顕在化しているわけです。
熊本の人たちにはまだ水俣病は終わっていないわけです。
現場の世界とマスコミ情報の世界は大きく違います。

最近、自殺問題がかなり社会的関心を高め、マスコミでも話題化されてきました。
NPOライフリンクの活動もあって、自殺対策基本法もでき、行政の取り組みも大きく変化してきました。
ライフリンクの清水さんの働きは驚異的ですし、その成果もまた驚異的です。
しかしながら、自殺者の数は依然として3万人を超えたままです。
昨今の景気低迷の中で、今年はさらに増える恐れさえあります。
自殺多発現場といわれるところで、日々、自殺防止に取り組んでいる人たちにとっては、これはとても心外なことでしょう。
現場から見える社会の実相は、このまま放置できないようです。
そこで、現場に立脚した取り組みをスタートすることにしました。
私も、ささやかながらそれに関わらせてもらうことにしました。

4月25日、「自殺ストップ! 自殺多発現場からの緊急集会」を開催します。
これを皮切りに、現場起点での実践的な、しかしやわらかなネットワークを育てていく計画です。
現場活動者のネットワーク、自殺未遂体験者のネットワーク、そうした人たちを支援するネットワーク、そうした3つのネットワークを育てながら、「支え合い元気ネットワーク(仮称)」づくりをめざしていければと思っています。
緊急集会の案内は次のところにあります。
http://homepage2.nifty.com/comcare/kickoffevent.htm

またこうしたネットワークづくりの準備委員会も発足させます。
一緒に取り組んでいってくれる人たちを募集中です。
協力してくださる方がいたらご連絡ください。
このままでは、社会が壊れ続けそうです。

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