■節子への挽歌611:3人のミュージシャンの出前コンサート
初夏のような昨日と違い、今日は雨です。
あいにくの天気だったのですが、我孫子に住んでいる3人のミュージシャンが、わが家に出前コンサートに来てくれました。
ギタリストの宮内さんの計らいです。
宮内さんは、私に少しゆっくりしろと気遣ってくれているのです。
宮内さんが手賀沼の近くで演奏していて、何となく知り合ったのがコカリナ奏者の鈴木さんと二胡奏者の中村さんです。
これまた不思議な組み合わせですが、それぞれの演奏に取り組むきっかけの話も、いずれも魅力的です。
それを書き出すとそれだけでまた長くなってしまいますので、それはまたホームページのほうに譲ります。
みなさん、とても気持ちのやさしい人で、しかも我孫子が大好きのようです。
鈴木さんは、宮内さんからこの挽歌のことを聞き、その夜、読み始めて気がついたら明け方になっていたそうです。
節子と同じがんセンターに通っていた友人を、見送ったばかりだったのだそうです。
もしかしたら、その方と私たちとは病院ですれ違っていたかもしれません。
そんなこともあって、まずは節子に線香をあげてくださいました。
そして、節子の位牌の前で、演奏をしてくれました。
私はコカリナも二胡も、直接、演奏を聴くのは初めてです。
今日はジュンが不在だったので、ユカと2人で、贅沢なコンサートを楽しませてもらいました。
聴きながら、節子がいたらどんなに喜ぶだろうかと思いました。
たぶん演奏に合わせて、歌いだしたかもしれません。
節子がいたら、きっとコンサートも開いたにちがいない、そんな気がします。
二胡もコカリナも、心にとても沁みる音色です。
お2人の人柄も伝わってきました。
宮内さんの「なだそうそう」も久しぶりに聴きました。
節子のおかげで、いろいろな人との出会いがまだ続いています。
節子、あなたも聴いていましたか。
宮内さん
ありがとうございました。
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