■マスクつけず観光地巡ることは非難されることなのか
とても嫌な感じの報道が最近は少なくないのですが、今朝の朝日新聞の次の見出しにはいささかの恐怖感を感じました。
マスクつけず観光地巡る記事はこう書いています。
大阪府教委などは9日、感染が拡大するカナダで生徒らがマスクを着用せず、観光地などを巡っていたことを明らかにした。語学研修でカナダに行っていた高校生たちが、昨日帰国し、新型インフルエンザに感染していたことが判明したのですが、それに関連した報道です。
テレビでも学校側がこの点を記者から追及され謝罪していましたが、とてもとても気になる風潮です。
マスクしなかったことがそんなに大きく取り上げられるほどのことかと思うわけです。
恐ろしい予兆を感じます。
マスクをしないことが非難される時代になってきた。
国旗に対して敬意を表しないと処罰され、国家を歌わないと非難される。
そうした時代気分は、どんどんと広がっているようです。
その一方で、電車の座席で化粧している女性を放任し、泥酔して電車に乗ることを禁ずることもない状況ですから、まあ何が非難され、何が許容されるのかが、よくわかりません。
しかし、マスクをしなかったことで非難するような文化は、いささかぞっとします。
こんな見出しをつける新聞社の意識を疑います。
もちろん、感染は防ぐにこしたことはありません。
それに誰だって病気になりたいなどと思ってはいないでしょう。
しかしだからといって、完全防御の生活をしなければいけないわけでもありません。
顰蹙をかいそうですが、ほどほどに感染し、ほどほどに病気になる社会のほうが、健全であり、健康であるような気がします。
パンデミックがどういうものなのかよくわかりませんが、かつてペストが流行したにはそれなりの理由があったように思います。
それが問うているのは、決して、一国の水際で病原菌が入ってくるのを食い止めれば事が済むというような話ではないような気がするのです。
水際で食い止めることにどんな意味があるのか、私には理解できません。
やはり私の常識は、どこかでずれているのかもしれません。
私は、もちろん時代のほうがずれていると思ってはいるのですが。
| 固定リンク
「社会時評」カテゴリの記事
- ■「嘘つきは政治家のはじまり」にしてはいけません (2023.01.26)
- ■月収5万円でも豊かに暮らせる社会(2023.01.09)
- ■見たいものだけしか見ない生き方から抜け出さないと善い生き方にはたどり着けない(2022.12.13)
- ■「宗教2世」?(2022.12.09)
- ■岸田首相の裏切りと日本仏教界への期待(2022.12.04)
「マスコミ時評」カテゴリの記事
- ■You tubeを金儲けの手段にしてほしくありません(2023.01.25)
- ■「宗教2世」?(2022.12.09)
- ■数字が事実を覆い隠す社会(2022.09.11)
- ■国葬に関して思うこと(2022.09.01)
- ■「裏切られた自由」とベリングキャット(2022.08.09)
コメント
マスクの大きさが重要です。マスクが鼻と口、あごまで確実に覆う大きさのものを選びましょう。
(子供には、子供用のマスクを選んでください)。
赤ちゃんなどのにマスクを装着しにくい人に首掛けの空気清浄機エアサプリをおすすめ
鼻から隙間がないようにしっかり装着してください。
はずす時に気をつけなければならないことがあります。それは、マスクの表面を触らないということです。
マスク表面にウイルスや菌が付いている可能性があるので、紐の部分からはずして捨てるようにしましょう。
投稿: 新型インフルエンザ対策 | 2009/05/10 18:42