■節子への挽歌635:節子の主治医だった先生からのメール
節子
仕事で昨日から軽井沢に来ています。
とても快適なシーズンのはずですが、昨日から雨です。
それも冷たくて強い雨です。
子供たちが小さい頃、夏休みにはよく家族で長野には来ましたが、軽井沢に来たことはたぶんないですね。
思い出がないおかげで、軽井沢に来るのはあまり抵抗はないのです。
しかし新幹線に乗ると、いつもとなりに節子がいたらいいのにと今でもつい思ってしまいます。
節子とはたくさん一緒に旅行もしたような気もしますが、もっともっと旅をしておけばよかったと思います。
節子との旅は、いつも本当に楽しかったです。
最近、朝早く目が覚めます。
今朝も5時には目が覚めてしまいました。
いろいろと節子のことを思い出しながら、持ってきたモバイルでメールを開いてみました。
思ってもいなかった人からのメールが届いていました。
節子の手術をしてくださった先生からです。
メールを読ませてもらって、涙が止まらなくなりました。
節子は手術後、その先生にずっと診てもらっていましたが、再発後は内科の医師に主治医が変わったのです。
しかし、最後までずっとその外科医の先生は相談に乗ってくれていました。
その先生が、このブログを読んでくれていたのです。
思ってもいなかったことです。
今日は思い出のない軽井沢と節子の話を書こうと思っていたのですが、それどころではなくなりました。
1日、時間を置いて、明日、この話を少し書かせてもらおうと思います。
うまく書けるかどうか、全く自信はないのですが。
でも節子にはぜひとも知らせておきたい話です。
正直、今は少し気が動転しています。
今日の仕事はうまくいくかどうか心配です。
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