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2009/05/01

■パンデミック?

「パンデミック」と言う言葉を頭に刻んだのは、辺見庸さんのテレビ番組でした。
今年の2月1日のETV特集です。
彼は、カミユのペストの医師について語りました。
この小説は、私もかなりの影響を受けた小説ですので、思い出して読み直しました。
あまりの重苦しさに、実は途中を読み飛ばして、希望が見えてきたところを2回ほど繰り返して読みました。
歳のせいか、最近は思い内容の小説は読めないのです。
その時、辺見さんが使っていた「パンデミック」という言葉は、象徴的な意味だと受け止めていました。
まさかペストが再流行するはずもないと思っていたのです。

ところがそれから3か月しかたっていないのに、まさに言葉そのものの意味での「パンデミック」です。
マスコミ情報だけではなく、私の周辺でさえ、その騒ぎに巻き込まれている有様です。
恐ろしいほどの広がりです。
しかも、それが日本では一番の行楽シーズンに発生したのです。
そこに天の啓示をどうしても感じてしまいます。

しかし、どこかで「本当なのか?」という疑念もあります。
これまでも似たような話は何回かありましたが、いつもたいしたこともなく、75日で消えてしまう噂のような結末でした。
今回は、どうなのでしょうか。
テレビでは異常に感ずるほどの報道が続いていますし、薬局の店頭からはマスクが消えているようです。

でも、なんだかどうもおかしいです。
テレビで思い切り不安を高めているわりには、現実の対応策にはおかしさも感じます。
仙台方式、つまり熱が出たらいつものかかりつけに行くということを前提にした対策は効果的でしょうが、論理演算的に講じた国の対策は、どうも現実的ではありません。
絵空事にしか感じません。
リアリティが感じられないのです。

みんなが深々とマスクをしている風景も、違和感があります。
なんだかどこかで基本的に何かが違うような気がしてなりません。
何が違うのか、わからないのですが、テレビを観ていてともかく違和感があるのです。
なぜでしょうか。

流行しているのはインフルエンザではなく、違うものなのではないのか。
そういう疑念から抜け出られずにいます。

でもまあ、手洗いとうがいはちゃんとしています。
心は洗えませんし、うがいもできませんが。

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