■節子への挽歌652:3人の人からの電話
節子
昨日はのんびりしていたのですが、それが相手に伝わったかのように、何人かの人から電話をもらいました。
新潟のKさんは、先月、奥様が緊急入院され大変だったのですが、少し落ち着かれたようです。
Kさんは、佐藤さんの気持ちが少しわかったような気がします、と言っていましたが、伴侶に何かあると男性は予想以上におたおたしてしまうものです。
Kさんの場合は、しかし奥様は元気に向かっていますので、もう大丈夫でしょう。
夫婦には、時にはちょっとした難事が押し寄せてくるのがいいかもしれません。
そうすれば、お互いの大切さに気づくはずですから。
やはり節子がよく知っているTさんからも電話がありました。
Tさんもいろいろと身体に爆弾を抱えている状況なのですが、いまは元気です。
Tさんはこの挽歌を読んでくれていますが、
このブログを読むと、どうも私が貧乏のように思えるようで、私に会うと、お金に困ったら言ってくれといつもいうのです。
ありがたいお言葉ですが、実は私はお金には困っていないのです。
人生をきちんと生きてくれば、必要になればお金はどこかから回ってくるものなのです。
それが本当かどうか、節子は少し疑っていましたが、Tさんの言葉を聞かせたいものです。
Tさんには、私に回すお金があるんだったら、奥さんに指輪でも買ってやったらと逆提案しましたが、Tさんももっと奥さんを素直に大事にしなければいけません。
その気になっても、それができなくなった立場からすると、もっともっとみんな伴侶を大事にしなければいけません。
Nさんからの電話はちょっとした相談でした。
私に相談しても、答が出てくるとはNさんも思っていないでしょうが、まあ話をしているうちにいつもNさんは自分で答を見つけるのです。
その代わり時間は、それなりにかかります。
しかし、一番の相談相手は、いつも伴侶なのです。
友人ではありません。
そのことをいつか教えなければいけません。
電話ではないですが、Iさんからは久しぶりに彼が書いた文章が届きました。
久しくご無沙汰でしたが、活動は順調のようでうれしいです。
Iさんも、決して体調はよくないのです。
Iさんも仕事をほどほどに奥さんとの時間をもっと大事にすべきですが、大きなミッションに突き動かされているので、今は何を言っても聞き届けられないでしょう。
困ったものです。
とまあ、そんなこんなで、手持ち無沙汰ではない1日を過ごしました。
節子のお墓参りにも、ちゃんと庭の花を持って行ってきました。
今日はいろんな人が湯島にやってくるので、湯島で1日を過ごそうと思います。
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