■節子への挽歌656:お医者さんの友達がいたらなあ
節子
今日もパソコン修復に追われた1日でした。
この騒動は、あっけない幕切れになってしまいました。
この挽歌の読者でもある坂谷さんが、救いの手を差し伸べてくれたのです。
ホームページのほうに書くつもりですが、わざわざわが家まで来て直してくれたのです。
今日1日、部品を買いに走り回っていたのが全く無意味でした。
むすめたちにも迷惑をかけてしまいました。
ほとんど何も分からずに、壊れたパソコン(電気製品)を直そうとして分解してしまうのが、私のやりかたです。
こうしてこれまで壊してきたものは少なくありません。
今回もパソコンを分解してしまいました。
危なく壊すところでしたが、パソコンの構造をよく知っている坂谷さんは、そんな無駄なことはせずに、要所を押さえながら見事に修復したのです。
お医者さんの友達がいたらなあ、と節子が言っていたのを思い出しました。
私もそう思いました。
医師の知人はいますが、医師の友人はいなかったのです。
パソコンのことをよく知らずに、直そうとしてしまう私の行動と、
病気や医学のことをよく知らずに、治そうとした私の行動が、重なってしまいました。
そうしたら疲れがドッと出てきてしまったのです。
節子への不憫さが募ってしまい、いささか滅入ってしまいました。
パソコンが無事修復できて、一瞬、とても元気が出たのですが、
坂谷さんが帰ったら、元気がうせてしまいました。
節子
医者でなくてわるかったね。
来世では医師になって、同じ過ちは繰り返さないようにします。
でも私にはたぶん無理な職業でしょう。
なにしろ血を見ただけで動けなくなるほど気が弱いですから。
来世では、この性格は変わるのでしょうか。
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