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2009/07/05

■静岡県知事選挙と時間工学

今日は静岡県知事の選挙投票日です。
いま午後6時30分ですが、おそらく結果を知っている人はいるでしょう。
もちろんまだ開票していませんので、絶対正確とは言えませんが、昨今の「出口調査」でおそらくほぼ正確な結果はもう出ているはずです。

投票が数日にわたって行われるような国の場合は、出口調査結果で世論を誘導することもあるといわれていますが、幸いに日本の場合それは難しいでしょうが、その差は絶対的なものでもありません。
おそらく選挙結果をかなりの確度で操作可能にすることは、時間の問題です。
出口調査の結果の信頼性は既にかなり高くなっていますから、その延長である事前調査の信頼性を高めることは可能なはずです。
そう考えていくと、選挙とは何なのかということになります。
すでにアメリカの場合は「儀式」あるいは「権力闘争の場」になっているという意見もあるようですが、そもそもが「選挙」とは儀式なのです。

その儀式には、社会にとっての有用性があったはずですが、最近はそれがどうも危うくなってきています。
国民の過半数が、政府に不信感を持っていても、選挙を実現できないという昨今の状況を考えると、選ぶ人のためのものではなく、選ばれた人のためのものだという気がしてきます。

それはともかく、いまこの時点で、すでに静岡県知事選挙の結果を知っている人たちがいるということは、いささかの不気味さを感じさせます。
与党もしくは民主党が、もし知っていたら、その結果に従って何らかの動きを起こすはずですから、注意していれば、動きは見えるはずです。
正確な出口調査はかなりの資金がかかるでしょうから、知事選挙ではあまり行われないかもしれませんが、今回のように国政につながる要素がある場合には、資金をかけた調査が行われているように思います。

これはほんの一例ですが、数時間先、もしくは数日先の結果は、その気になれば、知ることが出来るのが「情報社会」の特徴です。
タイムマシンとまでは行かないでしょうが、ITは、時間を克服しつつあるのです。
そう考えると、いまの政治経済システムの基本設計を変えていくことが必要になってくるはずです。
金融工学者はある意味で「時間」を克服しましたが、これからはもっと本格的な時間工学が注目されてくるはずです。
時間の呪縛から解放された社会は、ますます住みにくい社会になるような気がします。

静岡県知事選挙の結果は、私にはわかりませんが、たぶん強烈な働きかけが、今日の午後には双方の陣営からあったのではないかと思います。
その結果から、さまざまなことが見えてくるはずです。

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