« ■節子への挽歌695:自分をさらけ出すことの効用 | トップページ | ■建設的野党―競争から共創へ »

2009/07/28

■財源論争とばらまき論争

民主党のマニフェストが公表され、それがテレビなどで取り上げられだしています。
しかし相変わらず、その内容ではなく、財源が話題の中心になりがちです。
財源などは瑣末な問題だと考える私には、そうした状況に苛立ちを感じます。

麻生首相は「民主党は財源も説得力を欠くし、まるで打ち出の小づちがあるかのような表現になっている」と批判し、河村官房長官は「定額給付金の上を行くばらまき政策だ」と指摘したそうです。
笑い話のような気がしますが、それは自分たちのことだろうと思えてなりません。
2兆円の定額給付金の財源はどこから出たのでしょうか。
政策を重点化することとばらまきは意味合いが全く違います。

民主党の財源はかなり明確に示されていますが、識者も含めて、それが気に入らないようです。
17兆円程度の財源は、私は無駄の削減で簡単に出てくる額と思いますが、みんなよほど増税にもっていきたいようです。
日本の国民も豊かになったものだと私は思いますが、私のようにつつましく生きている者には、行政の無駄遣いは目にあまります。
身近な我孫子市の無駄遣いも、私には結構気になりますが、千葉県になれば、桁がまた一桁上がります。
国なれば2桁も3桁も上がるでしょう。

行政の費用の実態がもっとみんなに見えるようになったら、17兆円などは簡単に削減できる金額だとみんな思うはずです。
庶民の感覚とは桁が3つも4つも違うのですから。

それに前回の補正予算も、元官僚がテレビで「おおむね半分は無駄だ」と語っていましたが、半分どころかほとんどが無駄のように思います。
私の周りでも腹立たしいほど無駄な助成金プログラムの話が聞こえてきますし、それを取り込もうと動いている知人も少なくありません。
しかもその部分はほんの一部で、大部分は既得権の流れの中で消えていっているという話もあります。
新聞記者たちは多分知っていると思いますが、記事にはできないのでしょう。
なにしろ、麻生首相の道楽で、国民の多くが望んでいなかった給付金で2兆数百億円を無駄遣いできるほど、日本の政府は潤沢な財源を持っているのです。
それを思い出さないといけません。
財源は、政策論議の次に議論すべき課題です。
入りをもって出るを制する政治は、もうとうの昔に終わったのです。
それを知りながら、ことさら財源論に目を向けさせる真意にこそ、問題があるのです。

|

« ■節子への挽歌695:自分をさらけ出すことの効用 | トップページ | ■建設的野党―競争から共創へ »

政治時評」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30899/45765131

この記事へのトラックバック一覧です: ■財源論争とばらまき論争:

» 自民党 民主党 [トレンディ(笑)ニュースダイジェスト]
政策選択 昨日、民主党のマニフェストが発表されました。 新聞、テレビなどでも民主党の政策を詳しく報じています。 野党のマニフェストがこれだけしっかりと報道されるのは初めてじゃないでしょうか。 やっぱり、政権交代の現実味が高まってきている表れでしょうね。 ...(続きを読む) 【ニュース】民主党の公約 民主党鳩山代表が27日に記者会見し以下の公約を発表したとのこと。 内容は箇条書きにして、以下の5つ・・・ 「無駄遣い(根絶)」 ・公共事業 ... 年金は維持出来るのかなど・・・民主党は真剣に政権... [続きを読む]

受信: 2009/07/28 14:48

« ■節子への挽歌695:自分をさらけ出すことの効用 | トップページ | ■建設的野党―競争から共創へ »